損害保険とは何か
損害保険とは何か、全く知らない人は少ないと思います。
ある日突然降りかかってくるかも知れない災難に対して、なんの備えもしていないという勇気のある方は
少ないでしょう。
損害保険は、損害保険会社が提供する保険商品のことを言います。
一般には「損保」の呼び方で広く知られています。
そもそも損害保険が生まれた背景に、台風、洪水、津波などの自然災害や、
交通事故などの突発的な事故によって被った損害が甚大である場合、個人ではとても負いきれない借金が課せられ、
人生設計が狂ってしまうケースが多く見受けられたことがあります。
失った家屋や家財の再建や、事故による賠償責任が発生した場合に、損害保険が出来る以前は、
何の備えも無かったことで、経済的な困窮を招いたのです。
そうした危険に対して、常日ごろから備えることで突然の嵐にも慌てずに対処できる、
生活する上での「安心」と言ってもよいでしょう。
損害保険は、大きく2つに分かれます。
一つは火災保険や自動車保険などで、ノンマリン分野と呼ばれているのに対し、
船舶保険や貨物保険に代表される保険はマリン分野と呼ばれています。
基準となるのは、「人の生存又は死亡に関し一定額の保険金を支払うことを約し保険料を収受する保険、
一定の偶然の事故によって生ずることのある損害をてん補することを約し
保険料を収受する保険」と定義されている保険業法であることが殆どですが、
中小企業協同組合法に準拠した火災共済などがあります。